日の本の國、日本人を育てるもの、磨くもののblog

今世界に一番影響を与えると言われている日本人。和を生む日本固有の自然観、死生観、歴史観をつくるもの、日本語、建国の歴史、江戸末期からの近代史などについて、開発者として経験を通して感じ取ったものを書き綴ります。

 

 

 

 

 


 

 


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 古の時から5列10行の50音で構成されているものって何なのだろうか?

“アイウエオ”、“アカサタナハマヤラワ”を物心がついたときに覚えました。

 なぜ“アイウエオ”の順番で、5つでまとめられていることに疑いもなく覚えました。
それが今になってなぜと疑問がわいてきました。

(仮説1)音楽の発声練習の時“アエイオウ”だった。ほかに違う順番などがあるのでは?

 ネット時代、調べると色々参考情報が見つかります。人は集中したときに必要な情報に出会います!
目を引いたのが国内向けの国史である「古事記」。

 上中下の三部作の初めの神代の巻が日本語のことわり、使い方の言霊について暗号化されたものとのこと!!!

 20世紀を代表する歴史学者である“アーノルド・トインビー”が、「国が滅ぶ条件が2つある」
という言葉を思い出しました。
 その一つが、12歳までに建国の歴史を学ばなくなり、語れなくなることと代々受け継がれてきた神話を語れなくなったときだそうです。ちょっと寒い!


 10代崇神天皇が、当面は物質の世界が優位になり、それが極まれば精神世界をつくる言霊が必要とされる時代が来る。言葉で統治が出来るので、誤った使い方をする人が現れないように、神さまの名前になぞらえて暗号化したとのことだそうです。

 凄い先見の明、世界が日本を必要とする時代が来ることを予見したような言葉! それを文字にした
太安万侶もすごい!

 見えないものと見えるもので宇宙は成り立っている。量子力学の進化で、これも常識になってきました。
 見えないもので大きな力を持つ「言葉」の力を知り、理(ことわり)を正しく使える人たちが増えれば、私のモットーである“学びを豊かさにかえる”ことに通じると感じ、日本語の理を学び、理解したことを発信していきます。

 日本語の言霊の原点は、音の言葉なのです。発すれば音霊(おとだま)になります。
 古事記に最初に登場する「天の御中主(あめのみなかぬし)」が“ウ”の言霊なのです。


 なぜ“ア”でなく“ウ”から始まるのかについては次回に記したいと思います。



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 〜日本人が紡いできたもの、織りなしていくもの〜

 

1.日本人、日本語ってなに?

 

 このような質問をされるとあなたはどう答えますか?
少し前までは明確に答えられなかったと思います。いまの私は、
「日出ずる国、内なる美意識を育てる言葉をもち、周りを照らす国」と答えます。

 長年メーカーで商品開発をした私が日本特有と感じている、太古から受け継がれ、言葉のもつ本質、織りなされている智慧、それを紡いだ歴史や文化について綴っていこうと思います。

 

 第1回は、言葉について語っていきます。言葉とは何でしょうか?
私が必要性を知るためによくした質問は、

「もし、○○がなかったら?」と極端な問いかけをします。
この場合は、「もし、言葉がなかったら、どうなるの?」ですね。

 考えることに言葉を使っている。言葉なしに考えるってどうすれば良いの??
色んなもの、出来事を区別することも言葉がないとどうするの??

 
言葉によって、創造、想像、思考、伝える、区別することなどができている!!!

 
 日本語ってどんな言葉なのだろうか?
 ラテン語から派生した子音の言葉が主流の時代に“アイウエオ”の清音を基本とした言葉である日本語。
同じ文字は同じ発音であり、英語のように同じ文字でも並びで発音が変化(goodgodgoosebookなど)することは無い。

 なぜ50音? これにどんな意味があるのか、次回から探究心旺盛な開発者が50音の切り口からその意味を探っていきます。

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