50音とは心の構造を構成するものだそうです。それを具現化したものが神宮、伊勢神宮の唯一神明造りだそうです。50音の原理原則を理解して、参拝すると神宮のお社の見え方、感じ方に変化があるのではないでしょうか。
古事記の最初に登場する「天の御中主」は“ウ”の音だそうです。古事記には、「成りませる神の名は、」とあり、“成る”=“鳴る”と音であることを示す言葉があります。日本創世は淡路島から始まり、次に四国とあります。淡路から四国に繋がっているのは、“鳴門(なると)”であり、通じてますね!
人のことをミクロコスモスと呼んだ科学者もいます。精神と肉体でできているヒトの心も宇宙ですね。宇宙は“ウ”で始まり“ウ”で終わってます。心の宇宙の活動の第一歩が、“ウ”であり、意識の芽生えです。
辞書を見ますと、「生まれる」、「産まれる」、「蠢く(うごめく)」、「動く」、「有(う)」などの言葉があります。立春から最初に咲く花が「梅(うめ)」という名が当てられているのも、最初に芽が出る花という意味なのでしょう。
裏(うら)、占い、心病む(うらやむ)などもありますね。うらやむのうらに“心”の感じが当てられているのも面白いですね。音感から漢字を当てたヒトって凄いですね!“ア”からではなく、“ウ”から始まったのも、うなづけますね。
遺伝子解析の世界権威筑波大名誉教授の村上先生が言われている通り、読んだヒトより書いたヒトが当然すごいのであり、人の遺伝子を書いたのは当然ヒトではなく、私も大いなる見えない力、サムシングレートだと思います。言葉にも同じ力が働き、インスピレーションが幾人かのヒトに降り、つくられたものと感じています!
次回は“オ”の言霊についてお話をします。