三画の字の「大」に“、“が加わると 「太」です。
似ていますが 「大」と「太」には、どのような関係があるのでしょうか?
「大」は、人が手足を広げて立つ姿を正面から見た形から生まれた字です。
「大」の上に大きな頭を加えた形が“天“です。「大」の頭の上のまげにかんざしを通している姿が“夫”です。
この様に「大」から色んな字が派生しています。これに“、”が加わると「太」です。
白川先生によると、形声文字で、音符は 「大」。太いは、“泰”の省略形。左右の手を並べた形の“収(きょう)”と水を加えた形が「太」。
“、”は“泰”の水の省略形とみています。古い文献では、「大」と「太」は区別されずに使われていたとのことです。
面白いことに使用する習慣に区別があるとしています。宇宙の根源を表す“太極“、大昔を表す“太古“、天子の跡継ぎを表す”太子“、対応系の中心である“太陽“があります。
これ以外に神社でもらう御札に、天照大御神の「大」が 「太」になっているものがあります。はっきり区別して使われているそうです。
”、“が入ることで、発動する状態であることを表しているとのことです!神道では厳格に区別しているとのことです。
北極星は”太一“、中心として発動しています!