支の3番目、“丑”の次は 「寅」です。五黄の寅というのを聞いたことがある人も多いと思います。
安岡先生の干支学では「寅」の字の真ん中は、手を合わせる、約束する象形文字で、下の“八”は人としています。
“つつしむ”の意味があります。「寅」は“演”に通じ、進展を意味します。
白川先生の字解で「寅」は、“矢”と“収(きょう)”との組合せの会意文字とされています。
“収(きょう)“は左右の手。矢に両手を加え、矢がらの曲直を正すとあります。
「寅」の字は、直進する矢の姿を描いたもの。さんずい編を付けると”演“、のびるです。
立春を迎え、陽気が活き活きと伸長し、勢いよく頭をだすところから、虎の性核になぞらえたようです。
”虎視眈々“の言葉あがるように、慎重で思慮深く、好機が到来すればそれをほぼ確実にものにする人ということになりますね!
”子”、は ”孳“ はふえる、 ”丑”は”紐”がとける、そして「寅」は”演”,伸びる、の流れにつながり、成長期に入る伸長に通じるものと言えます。
子から寅の3つの流れから、支は、何を表していると思いますか!?