日の本の國、日本人を育てるもの、磨くもののblog

今世界に一番影響を与えると言われている日本人。和を生む日本固有の自然観、死生観、歴史観をつくるもの、日本語、建国の歴史、江戸末期からの近代史などについて、開発者として経験を通して感じ取ったものを書き綴ります。

2015年01月

 支の3番目、“丑”の次は 「寅」です。五黄の寅というのを聞いたことがある人も多いと思います。

 

  安岡先生の干支学では「寅」の字の真ん中は、手を合わせる、約束する象形文字で、下の“八”は人としています。

 

 “つつしむ”の意味があります。「寅」は“演”に通じ、進展を意味します。


 白川先生の字解で「寅」は、“矢”と“収(きょう)”との組合せの会意文字とされています。

 “収(きょう)“は左右の手。矢に両手を加え、矢がらの曲直を正すとあります。

 「寅」の字は、直進する矢の姿を描いたもの。さんずい編を付けると”演“、のびるです。

 立春を迎え、陽気が活き活きと伸長し、勢いよく頭をだすところから、虎の性核になぞらえたようです。

 ”虎視眈々“の言葉あがるように、慎重で思慮深く、好機が到来すればそれをほぼ確実にものにする人ということになりますね!

 ”子”、は
孳“ はふえる、  ”丑”は”紐”がとける、そして「寅」は”演”,伸びる、の流れにつながり、成長期に入る伸長に通じるものと言えます。

 子から寅の3つの流れから、支は、何を表していると思いますか!?

 支の2番め、“子の次は「丑」です。


 安岡正篤先生は中国の説文を参考にされ書かれています。

 
 丑は母のお腹の中にいた嬰児が体外に出て、右の手を伸ばした象形文字です。

 今まで曲がっていたものを伸ばすというところから、「始める」、「結ぶ」、「つかむ」という意味を持っています。

 

 「丑」に糸偏をつけると“紐”という字になります。

 白川先生は、手の指先に力を入れて曲げ、強くものをとる形。又(ゆう、手)の字の爪を立てている形としています。

 支の流れで観ると、「丑」の字は“紐(ちゅう、ひも)”であり、どんどん芽生えて大きくなるものを、“紐”で縛ってしまうことです。

 つまり“子”で芽生えて、「丑」で芽をしばってしまうということになります。

 「丑」は主に1月生まれの人、性格的に“丑”にような人が多いようです。

 

 今年の支の未は6つ先、反対の位置にあります。12年で太陽の周りを回る木星を太歳といいます。

 未と反対になる“丑”年生まれの人は風水では沖太歳といって、厄年となります。

 紐で縛られていたものが解けるとも見られますので、忙しくなるとも言えます。

 九星で観ている日本の神社では厄年になっていませんが、個人的には香港、台湾の風水的な見方で厄払いをすることをお勧めします。

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 安岡正篤先生によると、干支の「干」は“幹”に通じ、「支」は“枝”であり、枝葉花実ということ。


 「干」は、もっぱら生命・エネルギーの内外交渉、内外対応の原理を10種類に分類したもの。

 「支」は生命・細胞の分裂から次第に生命を組織・構成して成長し、やがて老衰してそれがご破算になって、また元の細胞・核に戻る流れを十二種類に表したもの。

 別の見方をすると、「干」は天の氣のエネルギー、「支」は地の氣のエネルギーという見方も出来ます。

 1年毎に干支が変わると言うことは、1年毎に氣の流れが変化することを教えてくれています。

 運氣が良くないときも、1年間耐えることで、変わると言うことにも通じます。


 干支の1番目は「干」は“甲(きのえ)”で「支」は“子”です。

 有名なのは、甲子の年に出来た阪神タイガースのホームグラウンド“甲子園“ですね!

 「支」の“子“は、”茲“の字の下に“子“をつけた”
孳“と同じ になります。ふえる、しげるといったもの表すものです。動物を表現したものではなく、漢字の一部を取り、支になっています。

 ふえる、ということは、細胞が分裂、発達する能動性を表す文字である、それが色々に組み合わさってさまざまな組織、器官をつくってゆくもの。

 白川先生の常用字解では、”子”の字は、象形文字です。幼児の形から来ています。

 生まれたばかりの毛のある赤ん坊の頭の形を示すものがあるとのことです。また、子の左右の手を一上一下する形のものがあるとのことです。

 これは、王子の身分を表すことを示しています。元は王子であり、のちに“子ども、子”の意味となったとのことです。

 漢字の形霊は、色んな角度でみると奥が深いですね。次回は“丑“を観ていきます。

 “支”、十二支を上手く活用すると、運氣を上げる方法があります。歴史上の人物では、徳川家康、井伊直弼などがその支を使ったことの記録が残されているようです。

 

 “支”から分かる厄難に合いやすいときも予測出来ます。私は去年厄除けをさぼり、ちょっと痛い目に遭いました。次回からは、キッチリとする経験になりました。

 どうすればよいかは、書けませんがあると言うことを知っておいてください。古の智慧が現代においても、細くなったとはいえ脈々と伝えられています。

 干支によっては、名前に使える字もあり、運氣倍増に出来ます。神道に限らず、真理を追究していると,それを活用する方法を見いだすことが出来ます。

 ロールプレイングゲーム(RPG)の隠しアイテム、ボーナスポイントがつくところと良く似ていますね!ゲームクリエイターの方は、感じられるのでしょうね。

 この世の仕組みは、RPGとよく似ていると思います。

 このような視点でゲームを観ていると、似たものを探し、現実世界での隠しアイテム、荒辞意の魔法のランプやボーナスポイントのつくところを見いだすことが可能になります。

 

 人は意識のアンテナを立てたときに、キャッチ出来るようになっています。気づけば、足元にあったと言うことは少なくないはずです。

 

 とりわけ日本は、良いものを引き寄せる力がある国のようで、漢字の形霊、音霊の祝詞などを始め、たくさんあります。海外の方が氣づき、研究が盛んになっています。

 日本が一番遅れているようにも感じます。

 次回、十二支は「子(ね)」の字の由来を観ていきます。動物を表す漢字と異なり、この字が何を示しているのでしょうか!?

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 “乙”は草華ですが、真っ直ぐ伸びているのではなく、曲がっているところをどう観るかが鍵の一つです。


 安岡正篤先生の著書で、“春の初め、草木の芽が出かかるのであるが、寒気がなお強く、真っ直ぐに伸びかねて、曲がるくねった形になっている。その芽の形の象形”とあります。

 漢字は形霊(かただま)で、固有の波動をもっています。

 アルファベットより強い波動ですので、漢字圏の人は運氣を上げる有利なカードをもらっています。つまり正字をもっている、使える環境の日本人、旧華僑族は、上手く使えば運氣を上げやすいことになります。

 「支」の“未“は、日をつけると“昧(くらい)”、いまだ日が昇らない状況で、“くらい、はっきりしない、あやふや、物事を知らない、道理に暗い”という意味です。


 風水師の方は、このようなところから読み取れる能力を磨いている人たちですね。

 皆さん自身で、“乙未”を解釈して今年の流れを観てはいかがでしょうか!

 
 ここには著作権の関係で欠くことが出来ませんが、1/31、2/11、21のセミナーでは風水師の方の見解についてもお話しをする予定です。

 「未」の字の由来を観ていきます。

 白川先生の常用字解によると、この字も象形文字、枝が茂っている木の形とのことです。

 その伸びている枝を刀(鋏)で切って剪定することを“制”といい、衣を織って衣服をつくることを“製”と言います。

 

 “いまだ〜ず、いまだ”の意味に用いるのはその音を借りる仮借の用法から来たとのことです。形と音、両面から意味が生まれています。

 なんと、植物の形から生まれた文字で、動物とは関係ありません。

 干支の字が動物の字と異なるのは、この字がもつ意味を表現していると観るのが自然です。

 干支二より宇宙の流れを表現する、先を読むことができることの智慧を伝承するための、先人の智慧の一つに感じませんか!?

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