3番目は、「丙(ひのえ)」、火の兄です。木から火が生まれる関係でもあります。
干支の活学では、「丙」の初義を甲骨文・金文の古い形から、器物の台座、槍や杖の石突の形をしており、本来は柄を示す字であったとのことです。
「説文」では“丙は南方に位置し、万物なりて平然足り。陰氣始めて起こり陽氣まさに欠けんとす”とあります。
「丙」の上の“一”は陽氣がぐんぐん伸び切る様を表し、陽氣が極まると“冂(けい)”の中に入り、やがて陰氣が生じる流れとなることが書かれています。
壮年のエネルギーが、熟年となり、やがて老年に向かうが如くです!
全ては循環ですね!干と支、2つの循環が回っていることになります。10と12の違いが、60の組合せを生んでいます。
ものすごい智慧のように感じませんか!?